農業と趣味のオーディオ
趣味はオーディオで、主に1950年~70年代を中心にジャズ、クラシックを主に聞いています。 退職後は故郷に戻り、部落の農業法人に入り、農業をすることになりました。その悪戦苦闘記も一緒にアップします。

プロフィール

山田野案山子

Author:山田野案山子
農業とオーディオのブログへようこそ。
10代の時、AMラジオから聞こえてきた、フォーシーズンズや、ライチャス・ブラザースにあこがれ、その後はベンチャーズやビートルズ、サンタナとロックに填りました。

その後某オーディオ店の店長から、カウント・ベイシーのビッグバンドを大音量で聞かせていただき、すっかりジャズに填りました。

その後一関のジャズ喫茶「ベイシー」での、私にとって衝撃的音との出会いがあり、今までの私の経験不足の音をすっかりたたきのめされてしまいました。

その後は、自分の音を確立すべく経験と努力を重ねてきました。そして最後の大仕事を完成させる、自分専用のオーディオ部屋を建てました。

私の拘りは打楽器と低音楽器の再生です。特に打楽器のスピードと、エネルギーをどうやったら等身大に味わえるか・・・言うは易し行うは難し。

今まで関東にいたときは集合住宅で、外部との接点は仕事だけと言う環境でしたが、山口に帰ってからは、自分が住んでいる地域の環境と、自然を維持するために、地域の方たちと協力して、農業に励もうと思っています。



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2月23日と24日鳥獣対策研修会に参加しました

2月23日と24日の2日間、下関市であった鳥獣対策の研修会に行ってきました。講師の方は主に山口県の農林課の方たちです。

山口県での農林被害は約5億円だそうですが、この数字は各市町を通して、県の方に申告された数字を元にしているので、恐らく実被害はもっと多いと思います。個人で小規模な農園をやっている人は、まず申告していないでしょうし、家庭菜園はそもそも数字の対象外です。

鳥の被害は主にカラスですが、絶対的な金額が少ないので、今回の検収からは外されています。最も被害の多いのは猪で、全体の約半分です。その次が猿で、3番目が鹿です。この3種類でほぼ全体の9割近くを占めています。

まず動物の生態系から講義です。猪は基本集団を作ることは無く、ほぼ個体です、基本1年に1回の出産で、一度に4頭程度だそうです。その内の半分は1年以内に死んでしまうそうです。と言うことは自然減を入れても、大体毎年雌1頭に対して、必ず2頭ずつ増えていくと言うことです。

鹿や猿は、捕獲により個体数を減らすと、自然に減っていくそうですが、猪は回復が異常なほど早く、極端に言って1年で半数に減らしても、ほぼ1年で個体数は回復してしまうそうです。なので絶滅させることはほぼ不可能なようです。

昔長崎県の対馬で猪を絶滅させたことがあるそうですが、今はまた回復してしまったそうです。わざわざ人間が連れてきたわけではありませんから、恐らく泳いで渡ってきたのではと想像されます。

鹿は1年に1頭子供を産むそうです。大体6年から8年が寿命ですから、1頭の雌が生む子供の数は7頭程度と言うことになります。数を減らさなければ、ねずみ算式に数が増えていきます。鹿の行動範囲は大体2km程度で、山の裾近くの緩斜面が主なすみかで、大体山裾から200m程度だそうです。

多くの人が柵を跳び越して入ってくるものと思われているようですが(私もそうでした)、飛び越して足をくじいたり、けがをしたら致命傷になるので、緊急事態でも無ければ、飛び越すことはほとんど無いそうです。進入のほぼ90%以上は徒歩か、網や柵の下をくぐり抜けて入ってくるそうです。

雄は発情期以外は単独行動で、1夫多妻制です。ハーレムを構成出来るのは雄の20%程度なので、雄はいくら捕獲しても数は減らないそうです。

猪と猿は有害獣としての処置であれば、1年中捕獲が可能ですが、猿は狩猟期間であっても許可が無いと捕獲出来ません。なので猿は基本追い払いです。

猿は集団行動を取るので、追い払いと言っても人間が一人でやっても、馬鹿にされて効果は余りありません。なので集落単位で、人間側も集団でかかれば、怖がって逃げます。

主なすみかは竹藪です。猪も春先の主な食料はタケノコなので、猪対策や猿対策としても、竹藪の伐採はやらないとダメなようです。

また鹿は胃が複数ある反芻動物なので、主なえさは草です。牛が食べるものは何でも食べますし、大好きです。猿と猪は人間と同じ消化器系なので、人間が食べられるものは全てえさになります。

ですから山や里山にある柑橘系の木、栗や柿等の実は全て猿や猪をそこに定着させる良いえさ場になります。一度その味を覚えたらその場を離れないので、追い払いの労力が何倍にもなります。対策としては、無用な柿や柑橘、栗などの伐採しかありません。えさが無くなれば、うまみが無くなるので自然と離れます。

栗や柿を伐採するより、猿や鹿、猪を防ぐ方が遙かに大変なのですが、中々そういう話になりませんね。山は個人の所有地なので、勝手に伐採も出来ないし、伐採してもその処分が一人では出来ません。

また猿は一度食べておいしかったものは絶対に忘れないそうで、同じ場所に毎年決まって出てきます。大豆を刈った後、そのままの状態で毎年放ってありましたが、どうもその豆を食べて味を覚えてしまったようで、昨年はついに猿に刈り取り前の大豆を食べられてしまいました。

今年からは鹿だけでは無く、大豆は猿対策も強いられることになりそうです。猿対策は非常に難しく、やって出来ないことはありませんが、労力と手間とお金が半端でなくかかります。部落中の人が協力して、猿が現れたら全員でロケット花火や、BB弾を使った威嚇で追い払いをするしか無さそうです。ものすごく気の長い根気のいる仕事になります。

猿捕獲用の柵もありますが、1基150万もするそうです。自分で電気溶接が出来れば、材料代だけです。大きさは8mx8mx3mなので、設置場所も選ばないといけません。後は捕獲した後の殺処分ですが、これは誰もやりたがらない仕事ですし、殺処分した後埋めないといけませんが、埋めるにしても場所を選ぶし、掘るのもバックホーが必要です。なので実質的には出来ないのと同じです。

部落の中まで猿が好き勝手に入ってくるようになれば、多分人は住めなくなると思います。長くなるので、また後日書きます。
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