農業と趣味のオーディオ
趣味はオーディオで、主に1950年~70年代を中心にジャズ、クラシックを主に聞いています。 退職後は故郷に戻り、部落の農業法人に入り、農業をすることになりました。その悪戦苦闘記も一緒にアップします。

プロフィール

山田野案山子

Author:山田野案山子
農業とオーディオのブログへようこそ。
10代の時、AMラジオから聞こえてきた、フォーシーズンズや、ライチャス・ブラザースにあこがれ、その後はベンチャーズやビートルズ、サンタナとロックに填りました。

その後某オーディオ店の店長から、カウント・ベイシーのビッグバンドを大音量で聞かせていただき、すっかりジャズに填りました。

その後一関のジャズ喫茶「ベイシー」での、私にとって衝撃的音との出会いがあり、今までの私の経験不足の音をすっかりたたきのめされてしまいました。

その後は、自分の音を確立すべく経験と努力を重ねてきました。そして最後の大仕事を完成させる、自分専用のオーディオ部屋を建てました。

私の拘りは打楽器と低音楽器の再生です。特に打楽器のスピードと、エネルギーをどうやったら等身大に味わえるか・・・言うは易し行うは難し。

今まで関東にいたときは集合住宅で、外部との接点は仕事だけと言う環境でしたが、山口に帰ってからは、自分が住んでいる地域の環境と、自然を維持するために、地域の方たちと協力して、農業に励もうと思っています。



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2016年度の水稲について

2016年度の水稲が全て終わりました。今年は梅雨が明けてから、8月末近くまで全く雨が降らず、水飢饉になりかけました。その代わり日照に恵まれました。8月末からは一転曇天と雨続きとなり、日照時間は平年の半分しかありませんでした。

台風は7月まで1個も発生せず、これだと下手をすると、稲刈り近くなったら、毎週台風に襲われるのでは無いかと危惧しましたが、今年は幸いかなまともに襲われることは、一度もありませんでした。

この気象条件が、遅ものの稲(ヒノヒカリ、キヌムスメ)と、早ものの稲(コシヒカリ、ヒトメボレ)の出来に、決定的影響が出ました。

コシヒカリは過去最高の反収で、最もよく出来た水田は、あわや9俵に届こうかという出来でしたし、ヒトメボレも過去最高で、昨年は病気が出て散々な出来でしたが、今年は過去最高の8俵を超えました。

その代わり、キヌムスメは昨年は8俵に届きましたが、今年は6俵に行くか行かないかですし、ヒノヒカリは今まで7俵を切ったことがありませんが、今年はついに7俵を切りました。

天候は神任せで、人間の力では何ともなりませんが、一番腹立たしいのは、イノシシと鹿による農作物荒らしです。人間と野生動物との知恵比べですが、人間側の認識不足による、野生動物の能力の誤認識が、一番の問題です。

人間側の努力には限界がありますが、連中は命がけで挑戦してきますから、ちょっとやそっとでは、対処できません。慣れてしまうと、簡単にこちらの対策など、破られてしまいます。イノシシと鹿の被害は、既に全国規模で拡大していて、、農業を放棄する人も増えてきています。

政府や政治家は、農業は構造改革が進まないからだと、活路を輸出に頼ろうとしていますが、日本の食料は圧倒的に、輸入の方が多いのです。リンゴは輸出を始めたおかげで、国内需要をまかないきれなくなっています。こんなことで日本人の食料を今後、どうするというのでしょうか。

いざとなったら、どこからでも輸入して、日本人の腹を満たしてやると、大見得を切れる政治家などいないと思いますけどね。野菜は全国的な自然災害と、病気、鳥獣被害で、需要をまかないきれなくなって、根菜と葉物野菜が値上がりしています。

水稲に話を戻しますと、食料米の値下がりによる、生産者の食料米離れが進み、補助金目的の飼料米作付けが増えています。飼料米は取れ高だけで補助金が決まるので、品質は問われません。

そのために、作付けをした後手を抜く農家が続出しています。水田の中のヒエ抜きはもちろん、畦や土手の草刈りもほったらかしで、荒れていく農地が出てきています。

人間のモチベーションは、一度落ちてしまうと、元に戻すのは容易ではありません。これはどなたでも経験したことがあると思います。それがあるので、一度荒れた農地を元に戻すのは、本当に容易ではないのです。

政府は新規就農を盛んにPRしています。確かに就農希望者は多いのですが、仕事がきつい割に、収入にならないので、長続きしません。始めるのと、止めるのは誰にでも出来ますが、何が難しいって、続けることが一番難しいのです。

政治家のパフォーマンスでは、農業は出来ません。今は田舎があって、停年した方たちが帰ってきて、農業をやっているので、法人化して何とか続けていますが、今後田舎に戻る人は減る一方ですから、農業人口は減ることはあっても、増える要素はありません。

究極の農業は、自分の食べる分は自分で確保する、ではないでしょうか。米は夫婦二人で食べる分は、1反の半分の5畝もあれば、1年食べていけます。玄米に小豆と大豆を入れれば、ほぼ完全食になります。これで飢えることはほとんどありませんから、そんなに心配することも無いでしょう。

今年の水稲の作付けをして、いくつか面白いことが分かりました。

形の良い水田は、田植えの上手下手と、反収には関連性が無いことです。確かに田植えをした後、きれいに並んだ苗を見たら気持ちの良いものです。下手ですと並びは曲がっているし、間隔もくっついていたり、離れていたりして、全然均一ではありません。

でも稲を刈った後の、反収にはほとんど違いが出ませんでした。初心者の方で田植えが上手では無いと、卑下することは全くありませんので、安心して田植えをして下さい。

稲刈りはコンバインを使うので、こちらは上手下手がもろに出ます。何が違うかと言いますと、倒れた稲を刈ると、上手な人はほとんど石を巻き込みませんが、下手がやると泥をたくさん巻き込みます。

またコンバインを壊すこともあり、その後の作業に重大な影響が出ますし、機械の修理代で法人の経営に、重大な支障が出ます。なので刈り取りは、ベテランで慣れた人がやらないと、こちらはダメなのです。

また常に水に浸かった様な水田より、少々乾燥気味で、水はけの良い水田の方が、反収も多いです。形の悪い水田は、本当に上手な人が植えないと、密植気味になり、反収が減ります。また小さい田より、大きな水田の方が、無駄が少ないので、反収も多いです。

前にも書きましたが、中山間地の水田は、水が良い分おいしい米ができますが、1筆の水田は小さいので効率は悪いです。経済効率から見たら、圧倒的に平地の大きな水田の方が、反収も多いし、農作業も遙かに楽に出来ます。要するに低コストで出来ますが、どちらを選ぶかは消費者の方です。

問題はスーパーで売っている米のほとんどは、何々県と品種しか分かりません。これでは選びようが無いですね。流通のありかたも、考えていかないとダメなのだろうと思います。
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