農業と趣味のオーディオ
趣味はオーディオで、主に1950年~70年代を中心にジャズ、クラシックを主に聞いています。 退職後は故郷に戻り、部落の農業法人に入り、農業をすることになりました。その悪戦苦闘記も一緒にアップします。

プロフィール

山田野案山子

Author:山田野案山子
農業とオーディオのブログへようこそ。
10代の時、AMラジオから聞こえてきた、フォーシーズンズや、ライチャス・ブラザースにあこがれ、その後はベンチャーズやビートルズ、サンタナとロックに填りました。

その後某オーディオ店の店長から、カウント・ベイシーのビッグバンドを大音量で聞かせていただき、すっかりジャズに填りました。

その後一関のジャズ喫茶「ベイシー」での、私にとって衝撃的音との出会いがあり、今までの私の経験不足の音をすっかりたたきのめされてしまいました。

その後は、自分の音を確立すべく経験と努力を重ねてきました。そして最後の大仕事を完成させる、自分専用のオーディオ部屋を建てました。

私の拘りは打楽器と低音楽器の再生です。特に打楽器のスピードと、エネルギーをどうやったら等身大に味わえるか・・・言うは易し行うは難し。

今まで関東にいたときは集合住宅で、外部との接点は仕事だけと言う環境でしたが、山口に帰ってからは、自分が住んでいる地域の環境と、自然を維持するために、地域の方たちと協力して、農業に励もうと思っています。



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バナナプラグの更新

先日WBTのバナナプラグの延命策を取ったばかりですが、インターネットで調べていたら、銅に金メッキを施した、もの凄くシンプルな構造の、バナナプラグを見つけました。

機械的強度は少なそうなので、重いケーブルをぶら下げることは、ちょっと無理だと思います。バイアンプ仕様なので、バナナプラグは8個必要です。価格は8個で、送料、代引き手数料込みで、¥2,775ともの凄く、リーゾナブルです。

販売している会社は、名古屋市にあるオーディオケーブル市場という会社です。

bananapulag3

これが今まで使っていた、WBTのストレートタイプのバナナプラグです。このプラグは一見太い線が繋げるように見えますが、実際には中のイモネジが、締め込んだとき少しでも出っ張ると、一番外側の黒いカバーがねじ込めなくなります。

その為に、芯線は5.5sq当たりが限界です。写真の単線は、芯線の太さは良いのですが、外皮が無いために、線に力がかかると直ぐにネジが緩んで、線がガタガタになっていました。

また黒いカバーの部分は、板厚が薄くそれも音に乗ってきているように思えます。

bananapulug2

右側がWBTで、左が今回購入したものです。かなり小さくなっているのが分かると思います。2個のイモネジで線を固定するのは同じですが、WBTは同一面上で固定してるのに対して、今回のは180度のテレコで固定しています。

カバーがありませんから、イモネジはいくら出っ張っても、全く差し支えありません。

bananapuragu4

線をバナナプラグに固定したところです。全てむき出しなので、本当は熱収縮チューブを被せると良いのですが、ネジが緩んだとき、チューブを破かないといけないので、どうするか結論は出していません。作業は手袋をして、手の油が付かないようにしないと、脱脂という余計な仕事が増えます。

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コレット式は一見緩まないように思えますが、決してそんなことはありません。また端子が食いついたりすると、外すのが大変になりますし、弾性変形して元に戻らないと、外すときプラグがこすれて、それで傷だらけになります。

さて肝心の音ですが、やはり想像していたように、カバーの薄い板や、プラグの傷が音に乗っていたようで、かっちりした音になりました。配電盤を研磨してから、どうもやり過ぎて、音が鋭くなったように感じる部分がありましたが、突き刺さる感じは無くなりました。

何処かを良くすると、以前から持っている問題が、次々と白日の下にさらされて、またやらなければいけない仕事が増えます。いつになったら安心して聞けるようになるのでしょうか。気の置けないシステムにしたのは自分ですが、全く疲れる話しです。

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ここ最近のトラブルの顛末

ここ最近トラブル続きの、我がシステムですが、何とか問題解決をしなければなりません。XLR端子が交換出来るか、パワーアンプを開けて調べてみました。同じ規格の端子が手に入れば、交換は難しく無さそうです。

しげしげと眺めている内に、これはXLR端子のソケットの中を、掃除したらもしかしたら、使えるかも分からないと思い、掃除をする方法を考えてみました。

何せ穴が細いので、綿棒は全く役に立ちません。そこで六角レンチの細いの(1.5mm位)を使って、レンチにティッシュを巻き付けて、灯油をしみこませて、シコシコと磨いてみました。

磨いたティッシュ

そしたら何と、接触不良を起こしていなかった方の、XLR端子を磨いた方が、真っ黒けになったのです。写真の右側の2本です。左側の1本は接触不良を起こしていた方です。やはり少し汚れてはいました。

これで再度配線を全て接続し直して、紐の引っ張り具合を調整して、線が真っ直ぐに、コネクタに対してなるようにしました。いやまあ、何とも驚くぐらい、音がすっきりしました。中々面倒なものですから、接点を磨くなんて事はしませんが、でもまあやらないより、やった方が良さそう。でも調子の良いときは弄るなが、鉄則ですから、やっぱり無精は抜けそうもありません。

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またまたトラブル発生

何か最近トラブルが多いと言う感じがしていますが、どうもまた右の音が、左に比べて音が小さい。と言う事でモノラル音源で比較しても、どう聞いても右が小さい。

何が悪いのか、SPに耳を近づけたら、どうもスコーカーから音が出ていないのでは無いか。。入力側をチェックしても、問題なし。となると出力側をチェックしたら、どうもバナナプラグが接触不良か?。

早速外してチェックしたら、単線をバナナプラグに固定しているネジが緩んでいた、早速増し締めして音だし、ツイーターから音が出てほっと一安心と思ったら、今度はウーファーから音が出なくなった。こちらのネジはチェックして、緩んでいないことを確認してあるので、今度はバナナプラグ自体の接触不良。

こうなると、バナナプラグ自体を買い換えないとダメかなとか、思っていましたが、アンプ側のバナナ端子の中をちょっと、磨いてみようと思いました。綿棒に灯油をしみこませて、穴に突っ込んでシコシコやるだけです。接点復活材は表面に何かが残るので、後で苦労します。灯油は完全に乾燥するので、後処理が不要ですが、乾いた方の綿棒で、から拭きした方が良いです。

これで再度の音出しをしていたら、また音が途切れるではあーりませんか。今度は何だと思ったら、根岸さんのケーブルが重く、ACプラグに負荷がかかり、プラグがソケットに対して、どうしても斜めに取り付いているのが原因で、接触不良になっています。

こうなると、またぞろやりたくない、埼玉時代の対策と言う事で、紐で電源ケーブルを縛るしか無くなります。みっともなさを放っておけば、これで一応は何とかなりました。暫く経てばまた見慣れるでしょう。

そうこうしている内に、また音が途切れて、何だ何だ今度は、と思ってみたら、埼玉時代重いケーブルを付けていた為、バランス端子の中のソケットが緩んで、そちらで接触不良、これはソケットを載せ替えない限り、直せる見込みは無し。

部品だけ頼んでも、出してはもらえないので、修理に出さないといけないのですが、果たしていくらかかるやら、それ以上に全部オリジナル状態に戻すのが大変。どうしたものか悩んでいます。

全くトラブルは起き出すと、次々に出てくるので、本当に参ります。

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ついに自宅へ帰ったぞ

1月8日無事に退院して、1ヶ月ぶりに自宅に帰りました。まあ帰れたからいっかと言う事なのですが、やはりオーディオは体調が万全じゃ無いとダメですね。家には9時過ぎに帰ってきたのですが、最初は全く聞く気にもなれませんでした。こんな時は聞いてもダメなので、その気になるまで放っておくことにしました。

帰ったら一番最初にしたかったこと、それは散髪に行くことでした。帰ってきて暫くは部屋の片付けをしたり、持って帰った荷物をほどいて整理したり、コンピューターのチェックをしたりしている内に、少しずつ聞きたくなってきたので、いよいよ電源スイッチを入れることにしました。アナログは全く聞く気にならないので、最初はDSからです。

いきなりカウント・ベイシーの”バイシー・イズ・バック”からかけたのですが、自分がダメなので、全然スイングせずタダのBGM、システムもコールド状態だったし、音量を上げる気にもならないので、そのまま暖機運転です。JAZZはダメなので、POPSへジャンル変更。サラ・ブライトマンを聞いて、音量を少し上げても全然ダメ。

午後からブログを書いたりしていました。午後になると部屋の中に陽が差し込んで、明るくなるとシステムに積もった埃が気になって、掃除を始めました。ちょっとアナログも聞いてみようと、ヤフオクで落札して、送ってもらったまま入院して聞けなかった、高橋竹山の津軽じょんがら節を聞いてみることにしました。

そしたら右の音がやたらに小さいのですね。しかし音はウーファーからも、ツイーターからも出ています。一番最初に疑ったのが、カートリッジだったので、暫くかけていましたが、全く変化無し。あちこち接触不良を疑ってみましたが、全く変化無し。

フォノからDSに変更したのですが、さっきまでちゃんと音が出ていた、DS迄ダメになっているではありませんか。これはいよいよスピーカーかと言う事で、ウーファーを外して中をチェックしたのですが、接触不良も、ネジの緩みもありません。SPユニットからは、きちんと音が出ています。

こうなると、パワーアンプか、プリアンプしかありませんから、取り敢えず、左右のパワーアンプを交換してみることにしました。そしたら見事にパワーアンプの問題だと分かりました。早速問題のパワーアンプを開けて見ることにしました。一番疑ったのが、以前交換したパワートランジスタを固定している、アルミ板の絶縁劣化です。

しかしテスターで、いくら抵抗値を測定しても、絶縁劣化は認められないのです。これはいよいよバラして、交換してみるしか無いかと、思い始めたとき、菅原さんが書いた本に、足に出来たでき物を切る話しがあったのを思いだしたのです。さっきまでちゃんと鳴っていたのが、いきなりダメになるなんて、どう考えてもおかしな話しなので、しげしげとアンプを眺めていたら、後ろのスイッチが何かへん。

twin back

左のアンバランスと、右のバランス端子の間にある黒いスイッチです。これがアンバランスになっていないといけません。スイッチを押し込んだ状態がアンバランスです。どうもこれが、出ているような気になったので、押してみたら、何と押し込めたではありませんか。掃除をしていたとき、誤って押したものと思われます。本人は全く意識が無いので、まさかのまさかです。

イヤー、アンプをバラさなくて良かったと、ほっと一安心、再度組み立てて接続して、早速の音だし。何の問題も無く再生して、とんだ早とちりをしなくて良かったと、帰って早々の一騒ぎでした。左右のアンプが入れ替わりましたが、その内耳が慣れてしまうだろうと、気にしないことにしました。

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LINN KLIMAX TWINの電源スイッチを交換

私がパワーアンプとして使っている、LINN KLIMAX TWINの電源スイッチが、遂に壊れてONしなくなりました。パワーアンプはステレオタイプですが、2台使ってバイアンプ構成にしています。使い方は1台のKLIMAX TWINを高域用と低域用に使用して、左右のSPを別々のアンプでドライブしています。

今回壊れたのは左用に使っていた、KLIMAX TWINです。大分以前から電源スイッチをOFFする度に、ブッという接点がスパークするような音が出ていて、その内壊れるだろうと思っていたら、24日ついに電源スイッチをONしても、電源が入らなくなりました。

LINNに修理に出すと、盆前と言うこともあって、大体いつも1ヶ月近くかかるようになります。しかも5年の保証期間はとっくに過ぎてしまっているので、全部有償になります。送ると運賃もかかるし、修理には当然工賃もかかります。と言う事で部品だけ送ってもらって、自分で修理するつもりで、部品を発注しようとしたら、今は消耗品以外の部品の販売は、何処もやっていないそうなのです。

どうしても修理に出さないとダメと言うことです。そうなると私のTWINは少々手が加わっているので、全部元に戻さなければいけなくなります。たかが電源スイッチの交換だけで、全部元に戻すのも面倒なので、同じような規格の部品を探すことにしました。

外形寸法を合わせないといけないので、電源スイッチを外すことにしました。

LINN POWER SWITCH

少々ピンぼけしていますが、外した電源スイッチです。メーカー名は字が小さすぎて読めませんが、日本製では無さそうです。

ヒューズが6.3Aなので、250V 10Aもあれば接点容量としては十分です。インターネットで色々探したところ、オムロン製のA8MS-1163だったら接点容量が16Aもあるので、充分ですし、外形寸法も問題なく取り付きます。

早速いつものRSコンポーネンツに注文を出して、待つこと1日、翌日のお昼にはスイッチが到着しました。早速付け替えて、電源ON、問題なく動作しました。早速の音だし・・・・・・ン何かバランスがおかしい。交換していない右の音が出ていない。耳を近づけて聞いたら、音は出ているようです。

しかしえらく音が籠もったように聞こえるのです。音の抜けが交換した左より悪いので、聴感上右が出ていないように聞こえるのですね。たかが1個¥270のスイッチで、こんなに違うのと言いたいのですが、考えてみればン百万もする超高級アンプでも、中に使っている部品の大半は1個数百円です。

部品1個代えても音が変わるのがオーディオですから、驚くには当たらないのですが、それにしてもネーです。仕方が無いので、右用のアンプのスイッチも交換することにしました。それが7月26日到着する予定だったのですが、運送会社の都合で27日になることになりました。

それではと26日夜右用のアンプをバラそうと思い、後ろを覗いたら何か左と違うのです。左はアンバランスのランプが点いているのに、右が点いていないのです。これは大失敗でした。何かの拍子に切り替え用のスイッチを押してしまったようです。早速元のアンバランスに設定変更、見事に左右が同じになりました。

結局大騒ぎしてネズミ1匹出ず、しかしスイッチの到着が1日遅れて大正解。26日着いていたら、有無を言わさず交換していたと思います。次回はヒューズをフルテック製に交換するレポートを書く予定です。

28日追記、最終的には、やはり部品を代えたら、左右が微妙に違うのですね。結局左右を同じにするために、右も交換することにしました。これで少しあった違和感も解消されました。

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KLIMAX TWIN改造の最後

以前のブログで書いた、オーディオ最終章と言う事にしたかったのですが、どうも次の手を考えていて、未だ最終章にはなりそうもありません。しかしKLIMAX TWINの非磁性体化は進展させないといけないので、図面を送って加工して頂くことにしました。

8月19日小池製作所さんから、部品加工が終わったので、20日着の便で三和メッキ工業さんに送ったという連絡がありましたので、三和メッキ工業さんに早速メールしておきました。そうしたら到着次第アルマイト加工をしますという連絡があり、21日には出荷して頂けることになりました。

22日には部品が到着したので、八幡様のお宮参りで飲んで帰ったのですが、早速作業にかかることにしました。

到着した放熱板

到着した部品です。ネジは皿ビスをねじ込むようにしました。硬質アルマイト絶縁処理をしてあるので、そのままICとトランジスタをこの部品に接触させることが出来ます。そうすることで半導体の放熱が可能になります。膜厚は30μです。LINNの純正品は恐らく100μ以上あると思います。

放熱板新旧比較

下の少し色が黒い方がLINNの純正部品です。製作した部品の絶縁耐圧はDC200V以上あります。一応念のために、ICとトランジスタの電極部分のシリコングリスは、絶縁タイプを使っています。LINNが標準で使っていたシリコングリスは、昔ながらの白いグリスで、塗っている量も半端で無く多かったので、これも綺麗に全部拭き取り、より熱伝導性の良い絶縁タイプのシリコングリスを、出来るだけ薄く塗って再組み立てをしました。

アンプの基板を外したところ

金具を全部外した写真です。自信の無い方は真似をしないで下さい。

シリコングリスを綺麗に塗って再組み立てをしました。ここで問題が発生、ネジが堅くて入らないのです。やはり30μとはいえ、この厚さで処理をすると、ねじ穴がアンダーサイズになるようです。早速前回やったネジ溝浚いをやりました。アルマイト処理をすると、硬度が上がるので、タップを立てるのが少し大変になります。これが100μだったら、無理だったかも分かりません。

最終組み込み

全部組み込んだところです。

早速セットアップして待望の音出しです。いつものサラブライトマンで確認しましたが、やはり刺激的な部分が更に、何も無くなりました。もうこれでLINNの方は全く問題は無くなりました。

LINNのKLIMAXの機器は全て、筐体を放熱器として使っています。その為に特にパワーアンプはある程度の音量で鳴らしていると、そこそこに暖かくなります。逆に暖かくならないと、半導体から出ている熱が有効に伝わっていないことになります。

組んだ後暫く使っていてもどうも今までと暖かくなり方が違うような気がして、再度バラしてネジの締め付けを強くしてみました。再度再生したのですが、今度は音が詰まったような感じになります。やはり締めすぎは良くないようです。

仕方が無いので3度目のばらしに入り、今度はまともな音が出るようになりました。

スイッチング電源も放熱板が筐体との接触部分が、かなり不揃いに接触していることが分かり、これもシリコングリスを少し多めに塗って、何とか接触部分を増やしました。やはり一発ではうまくいきませんね。

この状態で1日音楽をかけていたのですが、どうも今までと同じボリューム位置だと、音が大きいように感じます。やはり電気的なストレスが減ったからでは無いかと思います。音の出方も大変スムースになりました。音が耳になじんですっと入って来る感じです。滑らかになって肌触りが良くなった、と言ったら良いのでしょうか。特にアナログで効果が顕著です。

やはり電気回路から磁性体を除く効果は大きいと思います。しかしアンプの筐体が鉄製のものでは、ネジを代えたぐらいでは、全体の質量から言ったらごく僅かですから、余り意味が無いかも分かりませんね。

最後に22日に聞いた生の和太鼓の打撃音、やはりエネルギーの伝わり方が、半端で無く早いです。こんな音を出したくてやっていますが、まあどうやっても追いつかないです・・・クッソ、でも諦めないぞ 笑。

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オーディオ最終章一歩手前

いよいよ私のオーディオ機器も、最終章に入ってきました。KLIMAX TWIN/dの内部改造です。プリント基板や、部品を固定しているネジのチタン化は既に進めてきました。ネジのチタン化を進めようとして、思わぬ障害に出くわしました。

TWINの出力トランジスタと、モノリシックICはKLIMAXの筐体(底板)にアルミ板を介して、放熱のため押さえつけて固定されています。

この押さえつけるためのM字型をした板バネと、板バネを固定するためのボルトとナットが磁性体(鉄)なのです。TWINの筐体はアルミブロックからの削り出しなので、板バネはTWINで使用されている、最大の磁性体になります。

この板バネと、板バネを固定しているボルトナットを、どうやったら非磁性体化出来るか、散々考えました。M字型の板バネは、ICやトランジスタに対して線接触しているので、押さえつけたとき特定の場所に力が集中します。これも音的にはうまくありません。何とか力を分散出来る面接触にしたいと思いました。

色々考えて、いつもアルミの加工をお願いしている、群馬県にある小池製作所さんと言うところに図面を送って、取り敢えず押さえ板の方を先に注文しました。8月5日に到着したので、早速取り付けてみました。

期待度は高いのですが、気分的には違いがほとんど感じられないかも分からないので、ダメ元の精神です。

TWIN押さえ板

到着したアルミ製の押さえ板です。上の2個が表側、下の2個が裏側です。

バイアンプを内部接続

ちょっと話を戻して、以前のブログで書いたバイアンプ接続で、配線を内部接続に代えた部分です。

TWINの出力部分

標準のTWINの出力部です。TWINはステレオ回路なので、左チャンネルと、右チャンネルの2回路分の出力回路があります。左側のICが小出力時に働くモノリシックICで、右の2個のトランジスタが、大出力時に働くバイポーラ型トランジスタです。この3個の半導体を1個のM字型板バネで固定しています。

固定しているボルト、ナットを含めて標準品は磁性体です。ナットとスプリングワッシャは、簡単なのでさっさとチタン化しました。

押さえ板を交換したTWIN

板バネを、到着したアルミ板に入れ替えました。M字板バネの時はバネのごく一部で抑えていましたが、今度は完全な面接触になりました。また熱的な平衡性もより良くなるはずです。

外したM字型板バネ

外した板バネです。後はボルトが残るのみです。

さて取り付けが終わって、早速の音出しです。最初の印象は・・・・ン 何だかやけに温和しい。LINNのアンプは元々特徴らしきものがありませんが、交換したらもっと何も特徴が無くなってしまいました。今までの音すらLINNのキャラクターだったのかと思ってしまいます。

それ程何の特徴も無くなりました。もの凄く当たり前な音です。多分これで製品化したら売れないだろうなと思わせるような、特徴の無さです。早速いつものサラブライトマンの声で確認してみました。何と声が温和しくなったものか、今まで音量を上げたとき、電源の改良で少しずつ、突き刺すようなところが改善されてきたのですが、今回はほとんど劇的に改善されて、10db位音圧を上げても、全くうるさくなくなりました。


これで最後のネジも交換したら、もうボリュームは青空天井になるなという感じです・・・少々と言うより相当大げさですね。ネジの交換はかなり大変です。ネジはアルミ板に接着剤で固定してあるので、そのままでは交換出来ません。そこでネジを固定しているアルミ板から作り替えないといけないのです。

8月3日に寸法取りをしました。やろうという気になったのは、アルミ板の絶縁の為、陽極酸化処理(硬質アルマイト処理)をやってもらえる会社が見つかったからです。この様な会社は日本中に数多くありますが、ほぼ全部が量産加工品しかやってもらえません。

個人が趣味で作る1個からやってもらえるところは、無かったのです。しかし福井県にある三和メッキ工業さんという会社が、最近個人からの加工依頼も受けてもらえるようになり、私もやっとやる気なった次第です。アルミ板は最も加工がしやすく、手にも入れやすいA5052を使って、群馬県にある小池製作所さんで加工して頂き、加工が終わったらそのまま三和メッキ工業さんに送り、アルマイト加工したら、私の家まで送って頂くことになりました。到着予定は8月末です。

これでTWINの電気回路からノイズフィルターを除いたら、完全に磁性体を追い出すことが出来ます。恐らく益々特徴が無くなっていくことと思います。音は益々当たり前の音に磨きがかかって行くだけと思います。ですから恐らく知らない方が聞いたら、この何処が面白くてやっているのだろうと、思われるかもしれません。

録音されている音源には、本当に驚くぐらい色々な音が入っています。今までは無かったことにしておこうと言う、信号がいかに多いか、しかしまあこれも知らなければ知らないで、済む話しなのですね。

どうもうがった見方をしたら、LINNは出力回路にある磁性体も、ノイズフィルターの一部として、回路中に組み込んでいるのかも分かりません。そうしたら外すという行為はメーカーの趣旨に反するわけで、これはやった人の完全な自己責任になります。

でも私はこの何も特徴の無い、至極当たり前な音が好きなのです。何も足さない、何も引かないです。

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いよいよパワーアンプを買い換え

いよいよパワーアンプとして使ってきた、MD811に使用しているRCA製811Aのパワー管のゲッターが無くなってきました。

段々寿命が来始めていたので、パワーアンプの買い換えを決断しました。LINNがKLIMAX TWINと言うパワーアンプを発売していましたが、2003年のインターナショナル・オーディオショーで、CHAKRA回路の発表を行いました。

これで何となく最高機種のKLIMAX SOLOに近づいたなという感じがしました。それまでのTWINの音のイメージは温和しい音、という感じがずっとしていたのです。それがあって決断出来ずにいました。またその当時、ダイナの試聴会でもバイアンプや、マルチチャンネル駆動のデモをしょっちゅうやっていました。

私は何度かそれに出かけて、ことあるごとにそれらの聞き比べをやっていました。特に興味があったのは、SOLO2台でのモノラルアンプ再生と、CHAKRA TWIN2台でのバイアンプ再生での音の違いです。

私が感じたのは、SOLO2台での力強い再生と、TWIN2台での分離の良い再生でした。そしてコストは当時ほとんど違わなかったので、どちらを選ぶかと言うことです。

散々迷ったあげく、私はバイアンプ駆動とすることに決定しました。しかし2台同時には買えないし、どうせB級品狙いになるので、出てくることが予想されるのは1年先になります。

と言う事で、結局私が最初の1台目を手に入れたのは2004年12月18日でした。この時使っていたアキュフェーズのP600は山口に送り返しました。このP600は結局粗大ゴミとして処分してしまったので、処分費用と送り賃が完全に無駄な出費になってしまいました。こんなのだったら下取りに出してしまった方が良かった。

MD811は中を散々改造してしまったので下取りにも出せず、部屋の中で粗大ゴミと化してしまったのですが、最終的には友人にタダで譲りました。

2004年当時のシステム

P600のパワーアンプのあった場所にCHAKRA TWINを入れました。

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