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農業と趣味のオーディオ
趣味はオーディオで、主に1950年~70年代を中心にジャズ、クラシックを主に聞いています。 退職後は故郷に戻り、部落の農業法人に入り、農業をすることになりました。その悪戦苦闘記も一緒にアップします。

プロフィール

山田野案山子

Author:山田野案山子
農業とオーディオのブログへようこそ。
10代の時、AMラジオから聞こえてきた、フォーシーズンズや、ライチャス・ブラザースにあこがれ、その後はベンチャーズやビートルズ、サンタナとロックに填りました。

その後某オーディオ店の店長から、カウント・ベイシーのビッグバンドを大音量で聞かせていただき、すっかりジャズに填りました。

その後一関のジャズ喫茶「ベイシー」での、私にとって衝撃的音との出会いがあり、今までの私の経験不足の音をすっかりたたきのめされてしまいました。

その後は、自分の音を確立すべく経験と努力を重ねてきました。そして最後の大仕事を完成させる、自分専用のオーディオ部屋を建てました。

私の拘りは打楽器と低音楽器の再生です。特に打楽器のスピードと、エネルギーをどうやったら等身大に味わえるか・・・言うは易し行うは難し。

今まで関東にいたときは集合住宅で、外部との接点は仕事だけと言う環境でしたが、山口に帰ってからは、自分が住んでいる地域の環境と、自然を維持するために、地域の方たちと協力して、農業に励もうと思っています。



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2016年を振り返り、オーディオ編

さて年末となったら、やはり今年1年を振り返ってみたくなり、書くことにしました。今年はDSに始まり、DSで終わった年になりました。そして私のオーディオ遍歴も、DSのアップグレードで、とどめを刺したのでは、と思っています。

今年の初めは、HUBの変更からでした。今まで使っていたKOREGA製の1000MBのHUBから、100MBのHUBへ仕様的にはダウングレードです。福岡市にあるJS PCオーディオという、、こちらも新しく始めたばかりの、ガレージショップで製造している製品です。

こちらのショップは、既製の製品や部品を使って、オリジナルの製品に作り替えるという、非常に合理的な製品製作をしています。まあ大体初めはこのような状態から始めて、段々に自社設計品を作っていくという過程になります。この方がリスクが少ないですから。

その後LANケーブルを入れ替えて、次の段階でQNAPの長い間メインで使っていた、TS119を最新型のHS210に入れ替え、更にHDDをSSDに入れ替えました。

その後リッピングソフトのdbpowerampが、バージョン15.3から16.1に代わり、我が家では劇的と言えばかなり大げさですが、かなりよくなり、お陰で1000枚近くあるCDを全部、再リッピングする羽目になりました。その間にTAGデータがない方が、音が良いことも分かり、色々と新しい事も分かりました。

そうこうしている内に、LINNがDSのアップグレードをやることの案内がありました。約1年でのアップグレードに、かなり懐疑的な見方をしていましたが、今回はDACの変更という、今までのアップグレードとは全く違うコンセプトが判明。迷ったあげくやることにしました。

結果は我が家内ではとんでもない大変化となり、ついにデジタルがアナログを凌駕してしまいました。アナログは、超音波洗浄機という、最終兵器を手に入れて、こちらも最終段階に入りました。

キリの無いオーディオという趣味に、いずれはキリを付けないといけないと思いつつ、中々足が抜けませんでした。しかしDSのアップグレードが、見切りを付ける良いきっかけになります。

自分も段々歳を取ってきて、若いときと同じようには行きません。耳の方も段々不調になってきています。耳鼻科で調べて、感度は変化無しですが、体が危険信号を出しているので、これ以上の無理は止めた方が良さそうです。

たまには少し音量を上げて、システムのポテンシャルを出すのですが、普段聞いている音量では、ポテンシャルの半分も出ているかどうかですね。最後は過ぎたるは及ばざるがごとし、昔の人が言ったとおりになりました。

時代の先端を追いかけるのは、これで終わりにします。後はシステムの維持にどれだけ費やせるか。ソフトの方も増えすぎてしまって、ほぼパンク状態です。子供はオーディオには全く興味が無いし、先日行ったコルトレーン・コルトレーンのマスターも、子供からお父さんが死んだら、ソフトは全部処分するからと、言われたそうです。

まあ大体似たような方がほとんどだと思います。私の父はゴルフが好きで、色々な大会でカップやたてをもらってきて、飾っています。生きていた内は大事な宝だったと思いますが、残された家族にはタダのゴミでしかありません。

オーディオも似たようなものです。宝だと思っているのは本人だけです。どこかで決断しなければいけなくなると思います。

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テーマ:オーディオ - ジャンル:趣味・実用


私のオーディオ遍歴 その14

前回はオーディオ遍歴と言いながら、オーディオは全然無しでした。さて北海道旅行から帰ってきたら、完全に現実に戻ってしまいました。

収入は失業保険だけです。一応会社都合による退職だったので、4月からフルにもらえてはいますが、家賃を払ったら生活費はぎりぎりですし、子供は未だ大学と高校でしたから、結構大変でした。

外に出ることはほとんど無かったのですが、だからといって朝からオーディオをがんがんかけるのも、はばかられるし、何と言っても1日全くやることが無いと言うのは、経験してみなければ分かりませんが、かなりつらいものがあります。

オーディオを聞きたいときに好きに聞けないから、聞けるときに一生懸命聞くのであって、いつでも聞けると言うときは案外聞かないものです。また集合住宅であろうが無かろうが、平日の昼間大体オーディオを聞いている人はいないわけで、それを聞くというのはかなり精神的なタフさが必要になります。

また、一日家に引きこもっていると、精神的には本当に老け込むものです。やはり外に出て活動的にやっているときの方が、色々なことを前向きにやろうという気になります。

そんなことでやはり再就職するための活動をすることにしました。切っ掛けは私の退職した当時の上司だった人からの誘いです。中高年以上を対象とした再就職のためのガイダンスに参加することにしました。

結局はオーディオを再開したいからと言うのが最大の動機です。しかし再就職とはいっても現実は非常に厳しく、随分難航しました。一度は再就職先を決めたのですが、その会社の経営者とウマが合わず退職して、再び私の過去の上司の紹介で別の会社に入りました。

再就職したときの給料で最初にやったことは、パソコンを作り替えることでした。いかんせん前のPCがwindows98だったので、遅くて使い物ならず、一応最新型のwindowsXP、しかも水冷式PCで組んだのです。このPCは山口に引っ越す直前まで使っていました。

そしてオーディオの方は、いずれは山口に帰ることになるので、現状では50hz専用なので、50hzでも60hzでも使えるようにするために、初期型電源からバルハラに移行することにしました。

ついでにトーンアームもダイナベクターからLINNのAKITOに入れ替えることにしました。これはAKITOの程度の良い中古が偶々手に入ることになったからです。

akito2付きLP12


当時の写真ではありませんがAKITOⅡ付きだった時のLP12です。

そしてトーンアームを交換してみてびっくり、玉手箱の話は既に前に書いた通りです。今考えるとその当時の自分のLP12を調整する能力というか、知識が全然無かったなと思います。まあそれでも音は出ていましたから 汗。

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私のオーディオ遍歴 その13

今まで書いてきたことは、会社の社宅に住んでいたときの話ですが、バブルがはじけた後、会社の誰かが無許可の営業をして、特別損失を出して、経費の削減のため大リストラをやりました。表向きは希望退職ですが、内容は年齢で区切ったほぼ強制的な、退職をしました。残っても給与をカットされて子会社に出向になり、最後は退職せざるを得なくなるので、割り増し退職金をもらえるときに決めました。

社宅は売却になるので、どうせ出なければならなくなったのですが、退職して収入も無くなると言うことで、外には出られなくなるし(余計な金が掛かる)、家でゆっくりオーディオが出来ると思っていました。

しかし、退職して直ぐは会社の残務整理等で1週間ほどアルバイトをしていました。その後は職安に行って、色々手続きをしたり、引っ越し作業や、パソコン、オーディオのセット等で大変忙しく、中々ゆっくりオーディオ三昧にはなりませんでした。

退職して2ヶ月も経つとほぼ生活が落ち着いてきたので、女房と懸案だった北海道旅行に行くことにしました。行きは当時キャンペーンでやっていた、日本中何処でも1万円と言う航空券を買って、稚内に行きました。帰りは最大の目的だったカシオペアに乗ることです。

一番先頭の特別キャビンは予約が簡単には取れないので、2番目のクラスにしようとしたのですが、これもあっという間に予約でいっぱいとなり、その下のクラスにしましたが、それでもコンパートメントはかなり広くて快適でした。

一緒に食堂車も予約しましたが、どうもこちらは一番だったようで、帰りの時間を見計らって、噴火湾を見渡せる時間帯にして、一番奥の窓側と言う、最高の席が取れました。食事代金としてはかなり高額ですが、料理も大変美味しく、景色も最高でしたから、利用した甲斐は充分にありました。

旅行は稚内から紋別の当たりと、美瑛~富良野、最後は札幌に行きました。旅行は散々楽しんだのですが、問題は帰った後からです。

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私のオーディオ遍歴 その12

さて私のオーディオ遍歴も13回目になりましたが、全くスピーカーの件は書いていませんでした。最初の買ったスピーカーはボザークのB302Aと言う、スリーウェイ4スピーカーが密閉箱に入ったシステムでした。

購入した最初にスピーカーに配線しようとして、裏の端子を見たら何と白い粉を吹いているではありませんか。端子が錆びていたのです。こんなのじゃ良い音など出るはずが無いと言うことで、早速端子を秋葉原に買いに行こうとして、エンクロージャーの裏蓋を外してみました。

写真が無いのが残念なのですが、中の配線を見てびっくり、電話線みたいな細い線で配線されていたのです。しかもスピーカーユニットの端子も白い粉を吹いている始末で、結局スピーカーの内部配線を全部張り替えることにしました。

エンクロージャーの端子も安物だったので、端子を使わずに中のネットワークから、配線を直出しにして、パワーアンプと接続させました。これが良かったのかどうかは分かりませんが、これでオリジナルがどんな音なのか、全く分からなくなってしまったことだけは確かです。

元々神妙にもクラシックを聴こうと思って買ったのですが、結局好きなポップスやロックが中心になって、クラシックは全く分からずほとんど聞いていない状態でした。

その後は益々ロックからポップスが中心になり、もっと音にパンチが欲しくて中の貧弱だったコンデンサを交換してしまいました。その当時は秋葉原駅前のラジオ会館は、三栄無線と言うキットやパーツを専門に扱う店が入っていて、かなり高級なパーツを多く在庫していました。

私も随分そこで部品を買ったものです。ネットワーク用のコンデンサも三栄無線オリジナルのフィルムコンデンサに交換して、一人悦に入っていました。音が良くなったかどうかは、本当のところは分かりません。何せその当時の耳は全くの経験不足で、音の善し悪しなど今のレベルでは比較にすらならないからです。

最終的にはスピーカーエッジがボロボロになって、ついに諦めて買い換えることにしました。まあ何だかかんだかで20年位は使ったと思いますが、記憶は定かではありません。

今は山口の家で使えないままオブジェになっています。広島の業者に持っていけば直してもらえるのですが、再利用の目的が無いので、そのままオブジェで終わると思います。

今日から2泊3日で東京の方に行ってきます。ブログは書いてある分を順次アップしますので、このまま継続します。

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私のオーディオ遍歴 その11

プリアンプの話の前回は、12AU7を使ったカソードフォロアでしたが、結果はそれ程でも無かったと言うことで、インターネットで新しい回路を探したところで終わりました。

もうこの頃にはインターネットで検索することが可能になっていました。早速探したら面白そうな回路が見つかりました。トランジスタ回路では当たり前のプラスとマイナスと、真空管では必要なヒーター回路の3電源を使った回路です。

余りに珍しい回路だったので、早速部品を集めて作ってみました。使用した真空管はフィリップス製の軍用真空管の6DJ8です。この6DJ8という球はプレート電圧が極めて低く、ヒーターも6Vで、内部抵抗も圧倒的に低い、双極管ですが中できちんとシールドされているし、高周波用にも使えるという、超近代的真空管です。

面白いのはカソード回路をマイナス電圧で、引っ張ると言う発想です。真空管の動作としてはグリッド回路は、直流的には0Vですから、カソード電圧を3Vに設定しなければ、真空管として働きませんが、カソード抵抗の下がグラウンドでは無く、マイナスなのです。

最初は少々疑問符が付いていましたが、やってみてびっくり、驚く位音の抜けが良くなったのです。可変抵抗器も4回路のものを使って、T型アッテーネーターを擬似的に作った回路を使っています。この可変抵抗器は秋葉原のラジオデパートの中にある海神無線と言う会社で売っていますが、購入当時は1個が1万位していました。

これらのことが相乗効果を発揮していたと思います。この段階でCDプレーヤーの再生では完全にexclusive C5を追い抜いてしまいました。

自作プリその1

製作コストは8万位ですが、かかったコストの大半が、この電源部です。

C5の方は完全にフォノイコライザーとしての用途だけで使っていました。

この状態が数年続いていました。そして運命の出会い、LINNのKLIMAX KONTOROLへと続きます。

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私のオーディオ遍歴 その10

さて再びパワーアンプの話に戻ります。仕事で山形県米沢市に行くことになりました。もう会社はありませんが、吉喜工業という会社でした。目的はサーボプレスです。この当時サーボモーターを使ったプレスは非常に珍しく、それまでは油圧か空圧、後はメカプレスでした。

詳しく書いても退屈なだけでしょうから端折りますと、プレスする力を自在にコントロールできることです。
さて仕事が一段落した後、その会社の常務さんが会社の別の顔と言うことで、ステレオアンプを見て下さいと言うことで、早速見て聞かせて頂くことにしました。

WAVACと言う商品名で、主にトリウムタングステンの直熱型3極真空管だけを、シングル駆動させたパワーアンプを作っていました。トリウムタングステンを使った真空管は、ヒーターが明るく輝いて、特に周囲を暗くするともの凄く綺麗で目立ちます。

アンプの意匠もそれを引き立てるようなデザインがされていて、是非1台は持ちたくなるようなアンプでした。しかし私としては真空管アンプは大昔自作したことがあり、そのメンテナンスには手を焼いていた事もあって、直ぐに食指は動きませんでした。

それから暫く経って、偶然にもWAVACの真空管アンプの中古を、またまたダイナミックオーディオで見つけてしまったのです。価格を聞いたら11万で前オーナーが20時間も使っていなくて、買い換えたと言う代物でした。早速価格交渉をして10万にしてもらい、送って頂きました。

md801

型式はMD811です。直熱型3極真空管の811Aと言う球を使っています。球はWAVACのブランドが入っていますが多分ロシアか中国製だと思います。

私はその後秋葉原でRCA製のペア管を2set購入して、そちらに差し替えて使っていましたが、音は少しクリアになったようです。ただこのアンプも発熱が尋常では無く、15W+15Wの最大出力を出すために、消費している電力は350W以上ありましたので、少なくとも320W以上は熱になっていたはずです。

夏は猛烈に暑いし、冬は部屋の断熱さえ良ければヒーターいらずになります。出力はP600の300Wに対して15Wで、カタログスペック上は非力なように思えますが、実用上は全くそのようなことは無く、対等に扱えました。

このアンプも固定抵抗器は全てDALEの巻き線型に入れ替えましたが、これで逆に真空管らしさは全くなくなり、ブラインドで聞いたら多分トランジスタと言われると思います。

それ以来私は増幅素子による音の違いは無いと思っています。最終的にはそのアンプを作っている人の感性と、使う人の感性が音を決めるものと思います。

このアンプも埼玉から引っ越すときに、私の友達に譲りました。暫く使っていなかったので、どうですかと聞いたら、やはり不具合続出で修理に苦労したそうです。しかし彼も退職老人なので、暇つぶしには丁度良いだろうと勝手に良い方に解釈しています。

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私のオーディオ遍歴 その9

過去の話なので時間的には前後しますが、お気に入りだったdb1を壊してしまったために、プリアンプを買い換えないといけなくなりました。その当時はプリを買い換えるなどと言うことは、全く考えていませんでしたから、資金の用意や次を何にするか等は全く考えてもいませんでした。

しかしプリが無いと全く音が出せないこともあって、何とかせざるを得なくなりました。この当時は既にフォノイコを内蔵したプリは珍しい方の存在になっていたのと、予算の関係で中古しか選択肢がありませんでした。

この時は既にダイナミックオーディオに入り浸っていましたから、早速見に行きました。そうしたところ偶々ですがexclusive C5と言うプリが中古で出ていました。この当時パイオニアは既にC5をモデルチェンジしてC7に変わっていました。

当時の定価は90万だったかな、これを中古で45万位で買ったと思います。フォノイコは優秀で、MC用のトランスも優れたものを使っていました。

c5

C5を使っていた当時の写真があったので掲載しておきます。

このプリアンプは発熱量が半端ではなく、何故プリがこんなに発熱するのか、今でも不思議で仕方がありません。プリは電圧増幅で、電力増幅では無いからです。後で書きますがこの発熱がこのプリの命取りになるのです。

C5を使っていたとき、月刊ステレオ誌にオーディオ評論家の福田さんが、12AU7と言う双3極管を使った、カソードフォロワのプリアンプを発表されていました。CDプレーヤーは出力が2Vもあるために、プリアンプはアンプとしてでは無く、減衰器としてしか働いていないため、元々増幅度が1未満のカソードフォロアでも充分だろうという発想です。

早速部品を取りそろえて作ってみました。使用部品にはとことんこだわり、特に抵抗器は巻き線型としては最高峰だったスフェルニースが手に入らなくなった為に、DALE製の巻き線抵抗器にしました。その前は松下電器製やリケノームでしたが、音質に関しては全く比較にもなりません。価格も数十倍します。

余り専門的なことを書いても興味が無いでしょうから端折ります。結果はC5を凌駕できるところまでは行きませんでした。

バッファアンプその2

この写真はアンプ部の中です、巻き線抵抗器は電源回路の方で使っていますから、こちらではDALEの金属皮膜を使っています。

結果は記事ほどでも無く、まあこんなものかでした。その後インターネットで検索して、もっと面白い回路を見つけました。その記事はまた後で。

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私のオーディオ遍歴 その8

ずっとアナログの話ばかりだったので、CDはどうしていたのかと聞かれそうなので、この辺で書くことにします。

CDは皆さんよくご存じのように1982年に発売されましたが、私は興味はあったのですが、手を出すことは全くありませんでした。聞きたいソフトが未だほとんどLPで発売されていたからです。

また、CDプレーヤー自体が選べるほど発売されていませんでしたから、非常に限定された世界でした。私がCDプレーヤーを買おうと思った最大の動機は、当時使っていたオルトフォンのMC30と言うカートリッジの針を、2回続けて折ってしまったことにあります。原因は酔っぱらってレコードを聴こうとしたためです。

それ以来酒を飲んだときは絶対にオーディオには触らないようにしています。逆に言えば家で晩酌をやることはなくなりました。話が脱線しましたが、その時考えたのはMC30の針を3回交換したら、CDプレーヤーが買えるなと思ったことです。

丁度女房が子供を産むために田舎に帰っていなかった間を使って、導入しました。この時も偶々ですが私が取引していた方が、SONY製品を安く買えると言うことだったので、お願いしました。購入したのはCDP553ESDとDAS703ESとDAコンバーターを別置き出来る機種です。多分購入価格は50万以上したと思います。

このプレーヤーはほぼ10年使ったところで、CDの出し入れが出来なくなり、寿命になったので処分しました。CDプレーヤーを買われた人は、その当時LPを随分処分された方が多くいました。もうアナログを聞こうにも、カートリッジメーカーが生産を中止し始めていて、交換針の購入が危ぶまれていたからです。

私はのんびりしていて、無くなったらその時考えようと、もの凄く気楽に構えていました。そしたら案の定針はなくなりませんでしたし、LINNもLP12の生産を止めることはありませんでした。

むしろCDプレーヤーの方が、生産を止める半導体が続出して、修理不可能になるケースが多いです。

b226e

SONYの後をどうするか、その当時は既にダイナミックオーディオとは取引をし始めたときなので、早速見に行きました。私が一番興味をそそられたのが、スチューダーD730でした。しかしどうあがいても100万以上しましたから、諦めざるを得ませんでした。その次に考えたのがD732でした。これはかなり本気で考えましたが、無理すると後が怖いので泣く泣く諦めて、実際に購入したのが同じメーカーのREVOXB226Eでした。購入したときは既に生産中止が決まっていて、特価で購入できたのが一番の動機付けでした。

機種的にはSONYより余程新しいのですが、音質的にはほとんど変わらず、少々がっかりした感じではありました。これは何年使ったのかな、余り記憶に残ってはいませんが、この後はLINNのUNIDISC1.1になりましたが、機械自体は壊れてもいませんでした。

この当時は下に敷くもので音が変わるという発想は既にありました。しかし当時はブチルゴムが大流行で、音を濁すのは余計な二次振動があるからだと、固く信じて疑いもしませんでした。ですからあらゆるものにブチルゴムを貼り付けて、振動を取るために四苦八苦していました。

その時は気がつきませんでしたが、結果は音がデッドになったことです。当時はまだ音の良いラックもありませんでしたし、アンダーボードは基本がコンクリートブロックでした。それの振動を殺すために、中に砂を入れたり、ブチルゴムを巻き付けて、更に布で無共振を狙ったりしていました。今考えると全部最悪の対策ですね。

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私のオーディオ遍歴 その7

今日はパワーアンプの話です。一番最初に買ったのは、前にも書きましたようにDENONのPOA1001という機種です。最大出力100wと当時0.1wも出していなかった、私としては十分なパワーだった・・・筈なのですが、その後出てきた出力300wのPOA3000に直ぐに買い換えてしまいました。

買い換えた理由は、低出力時の動作がA級だったからです。出力が上がってくるとAB級に移行すという、少々変則的なアンプでした。

実は当時DENONの工場に出入りしている業者と取引があって、DENON製品を秋葉原価格より安く買えたのです。分割も可能かと聞きましたら、問題ないと言うことでしたので、12回分割で購入しました。

その当時もオーディオは非常にマイナーな趣味でしたから、取引先は実績が付いて喜んでいましたが、こんなものに30万と呆れられていました。

POA3000は壊れるまで使っていましたが、寿命はそれ程長くは保ちませんでした。壊れた後私の友達にタダで譲りましたが、友達が調べた原因は、出力段が猛烈に発熱するため、その熱でドライバー段のカップリングコンデンサが熱破壊して、ドライバートランジスタがショート、そして出力トランジスタの破壊と進んでいったそうです。

出力段の放熱フィンに電解コンデンサが取り付けてあったそうで、私からみれば完全に設計ミスとしか思えません。それもあって以後DENONは使わなくなりました。

その後に購入したのは、資金の関係もあってアキュフェーズのP600を中古で購入しました。出力は300wです。ところがこれも購入して3年も経たないうちに出力トランジスタがダウンして壊れました。法定耐用年数はとっくに過ぎていたので、アキュフェーズにTELしたところ、修理は可能とのことでしたが、重いし持って行けるような場所でもないし、元箱は中古なので持っていないと話したら、箱を持って佐川急便が引き取りに行きます、と言うことで翌日には引き取りに来ました。

修理は10日ほどで終了、修理代金も出力段とドライバー段のトランジスタを全部交換して、6万弱でした。この辺の対応の良さは流石に専門メーカーだなと思いました。

p600

P600の写真をアップしておきます。この写真は恐らく15年は前のものと思います。この当時は既にデジカメもインターネットもありましたが、その当時のインターネット回線は未だISDNでした。ブログなんて勿論ありませんでしたし、ホームページを検索する唯一の方法は、雑誌か本だけでした。ホームページ自体が未だ珍しかった時代です。

最後にPOA3000は友達が修理して、彼の妹さんの家で未だ現役で動いているそうです。

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私のオーディオ遍歴 その6

LP12については散々書いてきたので、私の一番のお気に入りだったプリアンプについて書きます。残念ながら、当時の写真が1枚もありません。その当時は未だデジカメなんて便利なものはありませんでしたし、パソコンは8bitのBASIC言語のものしかありませんでした。

このプリアンプは記憶は確かではないのですが、20年近く使っていたような気がします。dbシステムズと言う米国のガレージメーカーで作っていました。このメーカーはいつの間にやら消えて無くなっていました。しかし特に壊れるところもなかったし、発熱量も非常に少なかったので、アンプとしては長寿命だったと思います。

白状すると、このプリアンプは寿命が来たのではなく、私がもっと音を良くしようとして、電源を改造したのが原因で、壊してしまったのです。何せテスター1個でやろうとしたので、何が原因で何処が壊れたのかは、全く分かりません。

日本国内で何台の販売実績が有ったのかは分かりませんが、同じプリアンプに一関のジャズ喫茶「ロイス」でお目に掛かったのです。多分使えない機械だと思いますが、オブジェで置いてありました。イヤ懐かしかったです。

購入した当時のNo1だったプリアンプは、何と言ってもマークレビンソンのLNP2Lでした。価格は確か120万位していたと思います。ほぼ手取り年収に近かったと思います。当然買えませんから、オーディオ店に遊びに行くたびに、聞かせていただきました。定番のLPはシェフィールドラボのダイレクトレコーディング盤です。

それが評判になってから、結構色々日本盤のダイレクトカッティング盤が発売されるようになりました。しかし生産性が悪く、多分儲からなかった為でしょうが、比較的短い期間で無くなってしまいました。シェフィールドも最後の方では、ダイレクトカットではなくオープンリールで録音したレコードを出すようになっていました。

レコード番号にLABが付いている方がダイレクトカット盤です。最初期の盤2枚(DISTINGUISHRD COLLEAGUES VOLUMEⅠ、Ⅱ)はレコード番号が違います。VOLUMEⅢからがLAB1で始まります。

LAB1

これが当時夢中になって聞いていたVOLUMEⅢです。VOLUMEⅠは既に当時からコレクターズアイテムになっていて、高値で中古品が取引されていました。今でもオークションでは1000$位の値段が付きます。ⅡとⅢはヤフオクでしょっちゅう出てきます。

それにしてもdb1と言うプリアンプは、購入したとき見かけただけで、その後は直ぐに全く見かけなくなったなと、今考えるとよくもまあそんなメーカーの商品を買ったものだと思います。商品としては当たりだったようで、全く故障一つしませんでした。

当時買い換える気に全くなりませんでしたから、やはり相当気に入っていたのだと思います。タダ今でも思い出すのはRCAジャックがいかにも安物で、使っている内に直ぐに真っ黒けになることでした。交換しようにもプリント基板に直づけでしたから、同じ規格の端子でないと交換出来ません。当時秋葉の部品街でも散々探しましたが、全くありませんでした。

プリアンプの顔としては誠にシンプルで、ボリュームと、入力切替のロータリー式スイッチ、テープデッキへのレコーディング時のモニター切替スイッチ、ローカットフィルタースイッチ、位しか付いていませんでした。しかし実用上はそれで十分でした。

インターネットでdbsystemsで検索すると、懐かしい写真にお目にかかれました。興味がある方は検索してみて下さい。修理されて未だ現役でお使いの方もおられるみたいです。

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